R.I.P

 

自分が負わなければならない責任はなるべく少なくして生きていたいと思う。責任が重ければ重いほど、背負ってるものを置いて逃げることができなくなるから。逃げたいのに逃げられない状況というのはあまりにも苦しい。

自分が結婚や出産という選択肢を肯定的に捉えられないのは、そういうところから来ている気がする。自分の子どもが産まれたら、子どものために生きなきゃいけなくなる。子どものために働いてお金を稼いで、子どものために自分を犠牲にして、子どものために怒ったり泣いたり。実際子どもを産んだらきっとすごく愛おしくてたまらなくて、子どものために自分を犠牲にすることを全く厭わないのかもしれない。そんな未来は想像さえできないけど。今は。苦しいときは苦しいところから逃げたい。自分を擦り減らしてまでその場所に居続けたくない。だから、それを邪魔してしまうものがそばにある環境は避けたい。そうやってわたしはわたしを守ることに必死で、自分が壊れないように生きることに精一杯でしかない。

昔好きだったバンドのボーカルが、「自分は自分のためにバンドをやって自分のために曲をつくって自分のために歌ってる」っていうスタンスだった。それから数年後、とある日のブログで「自分のためにやってたことがいつのまにかみんなの気持ちを少しでも動かすことに繋がっていてよかった。って思えるようになった。」って書いているのを見たとき、こういう生き方がしたいなって思った。「自分のため」をずっと失わずに、それだけは絶対に大切にして。そんな生き方が、自分の周りの人たちの心を動かして、少しだけその人たちの幸せを手伝う。少しだけでも人のために生きられる。そんなニュアンスで。

もちろんその人は発信者としての最前線をいくアーティストだから、わたしとは立場は全く違うけど。結局はそうやって少しだけでも誰かの心を動かしたいと思うのは、他人の心の中に自分の確固たる存在場所が欲しいからなのかもしれない。自分の好きなように生きる自分を、(ある意味では無条件に)他人に認めて欲しくて、褒めて欲しいからなのかもしれない。

まだ書きたかったけど集中力途切れたので終わり()